私の記憶から完全抹消された存在

私の記憶から完全抹消された存在

小学校時代からのつきあいの友人と電話で長話をしていた。中学校時代の話になった。私も記憶力はそこそこよい方だと思っていたけど、その友人にはかわなわい。だってその子は、となりの子のお弁当のある日のおかずまで覚えていたのだ! 「ほら米屋のひとり息子の○○くんやん、あの子いっつもお弁当の時、ボヤイてやったん覚えてへんのん?」と友人 「ぜんぜん」と私。 「うっそーーーいっつも怒ってやったやん。オカンまた新聞紙で包んでからに、やめてくれて言うとんのに?って、あの子のお弁当いっつも新聞紙で包まれてたんや 覚えてへんのん!!」と友人。 「そこまで覚えているのはあんたくらいのもんや」と私。 で、その流れで、中学校1年の時に転校したある女の子の話になった。 それが全く記憶になかったのだ。その子の存在がである。がんばって手がかりを もらって思い出そうとしたのだけれどだめ。ひとかけらも出てこなかった。

つづく

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